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論文紹介 |
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内容:毎回1~2名ずつ,各自の研究に関連する,もしくは興味を持った学術論文を紹介する. |
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テキスト:日本機械学会・日本ロボット学会・ヒューマンインタフェース学会・電子情報通信学会,計測自動制御学会等の雑誌・論文集 |
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以下の注意を参照してください
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輪読 |
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内容:知能システムに関するテキストの日本語訳,および解説を,分担して行う. |
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マイコン制御・電気電子回路 |
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内容:よく使われるアナログ・デジタル回路,マイコンについて学び,簡単なマイコン制御を実際に体験する. |
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C言語 |
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内容:マイコン制御など,実践を通して学習します |
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注意 |
論文紹介について |
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・紹介内容について なぜその論文を紹介しようと思ったのか,その論文のどこに工学的価値があるのか,ということも含め,論文の焦点を明らかにして下さい.「結局,何がいいたいのか」が伝われば,多少理論が理解できなくてもその論文は理解できた気がするものです. その上で,紹介する内容を絞って下さい.発表者は,論文の理解と紹介の準備に何日もかけられますが,聞く方は論文紹介の時間内に理解しなければなりません.全員が,論文に書かれていることすべてを,初見で90分で理解するのは不可能です. また,準備段階で理解できない部分は,紹介しないでください.論文紹介は,わからない部分を全員で考える場所ではないし,何日にも及ぶ準備で理解できなかったことは,その場ですぐに解決するものでもありません.言い換えれば,論文紹介においては,担当者が不要だと判断した部分は省略して良いということです.ただし,「その世界では有名な式の導出」等を省いたときは,興味を持った人のために,参考文献等を示して下さい.省いた結果,論文の主旨が伝わらなくなるようであれば,別の論文を探して下さい.
最後に,最も大切なことです.これは聞き手にも当てはまることですが,論文を他人事として扱ってしまったのでは,せっかくの努力が無駄になってしまいます.著者の立場に立って補足説明する,識者としての自覚を持って,批判,賛同,関心,感心などの意見.感想を述べる,指導者になったつもりで改善提案する,そして,自分の研究と比較し,今後の自分の研究に役立てる方策を考える.発表者ならではのコメントをすることが大切です.
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・配付資料について 配付資料は,担当者の紹介(発表)原稿ではないので,「パッと見」でわかりやすいものにして下さい.そもそも配布資料は,口頭では伝わりにくく,黒板等での解説が必要な図や式を示して,説明にかかる時間を短縮し,より理解しやすくするためのものです.文字の多い資料は,その文章を読み理解するのに時間がかかるため,聞く方は肝心の担当者の説明を聞くことができません.また,論文調の文章を音読しても,聞き手には伝わりません.黙読に向いた文体と,プレゼンに向いた文体とを使い分けて下さい. 元論文を要約して配付資料を作ろうとする人がいますが,論文は,その研究者によって必要最小限の量に要約されたものであり,第三者が更に要約できるはずはありません.無理に要約しようとすると,大事な部分が欠落して,かえってまとまりがなく,理解しにくい資料になりがちです. このようなことから言っても,できるだけ「要約でも図表の羅列でもないA4二枚を作る」よう頑張って下さい. |
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